★ Reports From Beijing... ★
島谷です。
世界女性会議関連レポートの第5段です。
まさに戒厳令並みになってきましたねぇ。北京市内では、とうとう外国人が集会を開
くことも禁止されたようです。また、ハイロウも15メートルばかし歩くだけで、会
議参加のパスをちゃんと近くの警官に見せないと、通してくれなくなったし、、、。
タクシーやバスも、公安からその日許可されているコースしか走ってはいけないこと
になっています。
で、特に厳しくチェックされているのが、コミュニケーションセンターのあ
る建物ですね。
一般会議参加者のパスでそこを通ろうとしても、どうして奥に行くのかと、
ひつこく問われるそうです。
でも、きっとマニュアル通りにしかできないようで、20人ばかりでよってたかって
の身体検査や持ち物チェックも、肝心の電源が止まってしまうと、モニタにも何も写
らなくなってしまったそうで、「さっさと、行け!」というあしらいをされた人もい
ました。ははは。(こういうところはのんきですね。)
今日(8/27)は、APCというコミュニケーションセンターでサービスをしているチー
ムのほとんどの人が、一泊5ドルのドミトリーのナンヤン・アパートメントというと
ころに引っ越ししました。普通のホテルは高いので、いくらファンドレーションして
やってきている人だって、期間が長引けば、駐れないので、安いドミトリーと呼ばれ
る寮に引っ越しすることになったのです。
でも、この引っ越し自体も大騒動です。移動先では、COC(Chinese Organization Com
ittie)からの認可が降りていないということで、5時間もカンカン照りの外で、多く
のAPCスタッフが足止めされました。一才程の子供をつれているお母さんもいたりす
るので、ちょっと、ひどいなと思いました。でも、それでもなんとかアパートメント
には入れることになったのですが、そのドミトリーというのがひどい!うちっぱなし
のコンクリートでできた、どうもずっと放置してあった団地もどきなのですが、階段
は工事中のままくづれさったような感じだし、シャワーも共同なのですが、それだっ
て、サンダルでも履いたまま、浴びなきゃならない程で、他に何もないのです。本当
にこんなところに人が住めるの?と思う程なのです。
あとは部屋に3、4つのパイプベッドと布団だけなのですが、これもあまりきれいで
はない。
いくら安いからといっても海外から集まってくる人をこんな風にもてなすのは、ちょ
っちマナー違反ではないかなとは思うのですけどね、現地の人はみんなこざっぱりと
生活しているのにね。
私は、今日は移動しませんでしたが、設備の悪さと不衛生という点をのぞけば、世界
各国の人とお話をしたり、お友達になりたいので、思いきってドミトリーに引っ越そ
うかな?と思ってます。
センターのサーバーは、2日間ほど、PCがサーバーのSUNからのメールとやりとりす
るPOP(Post Office Protocol)の調子が悪かったのですが、これはどうにか解決して
動きだしたので、これで会議にきた人もUNIXを知らなくても、どうにかメールをやり
とりすることもできるだろうし、よかった、よかった。
今日くらいになると、けっこう、参加者の数も増えきたみたいです。
町には、「平和発展男女平等」というスローガンがいたるところに掲げられています。
また、町をショッピングする人達も多くみかけます。
でも、それでも、やはり、統制されてものを感じてしまいます。今、部屋のテレビを
付けると、日本群が中国人をあたりかまわず虐殺するシーンや、協会のミサに参加し
ているところを襲撃して皆殺しにするシーン、そして、日本軍が集団で女性を襲うな
どのシーンが寄せ集まっている映画を放送しています。今日は、市内で従軍慰安婦の
問題を当事者の女性達が訴えようとしたところ、そういうことをしてはいけないと中
国政府から市内を追放されたまさにその日にこういう映画が放送されるというのも、
何か政策的に圧力をかけているのかもしれませんね。過去の戦争にまつわる罪は、消
せないし、目をつむってはいけないことだと思いますが、かといって、今後前向きに
取り組んで、前に進んでいけるような、倶に手をとり、腹を割って、相互に理解しあ
うための素養のようなものをつくらなければ、進めなくなるでしょう。
だから、会議中に、もし、もっと中国の人と日本について話を交したいし、ある意味
では従軍慰安婦のような問題は、女性に対する暴力として取り上げていくべきなので
はないでしょうか。
夜になってしまって、返りのバスがつかまらないで困っていたところを、親切なバス
の運転手さんが、遠くのホテルまで、送ってくれました。でも、その途中でもなんど
も検問にあって、バスの運転手さんが、警察の尋問にあっています。本当に申し訳な
いことをしましたが、でも、警察ももっと、理解してくれないかな、これが平和や発
展や教育や貧困うあ暴力などについて、前向きに考えていこうとして、一生懸命に集
まってきた女性達を、まさに、「平和発展男女平等」というスローガンと同じように
扱ってほしいなぁと思います。
あー、今日のレポートは、ちょっと心が荒んでしまうような話題が多かったようです
ね。(ちょっと、自己嫌悪。)
ではでは。
北京の世界女性会議にやってきたshimatanレポート No.5 ー 95.8.28
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