☆ イベント情報 ☆


  【題 名】『沈黙の歴史をやぶって ――女性国際戦犯法廷の記録』上映
  【日 時】11月24日(土) 昼の部13:00〜 夜の部17:30〜
  【場 所】京都大学総合人間学部1号館1B05 視聴覚講義室
  【交 通】京阪・出町柳駅から徒歩10分
     市バス 京都駅から206系統・京大正門前(東一条)下車
    1号館は東一条通りから総合人間学部正門を南へ入ってすぐの建物
  【参加費】無料
  【主 催】「沈黙の歴史をやぶって」上映実行委員会 
  【連絡先】075-752-0994 breaking_silence@hotmail.com
  【キーワード】女性への暴力 国際法 「慰安婦」問題 性暴力
  【地域】京都
  
  ( 以下、呼びかけ文・プログラムや転載者のコメントなど )
  
   昨年12月、東京にて「女性国際戦犯法廷」が開催されました。
   この法廷は、アジアを中心とした各国から日本軍の性奴隷制の被害者を招き、
  当時の国際法の下で改めて裁きなおしを行うという趣旨の民衆法廷です。
   ここでは、アジア・欧米各国の法律家によって旧「慰安婦」制度の告発と責
  任者の刑事訴追が行われ、天皇の戦争責任が明確に宣言されるという極めて注
  目すべき判決が行われました。また、来月12月3〜4日には、オランダ・ハーグ
  にて最終判決書の発表が行われる予定となっています。
  
   この「女性国際戦犯法廷」をめぐる国内外の報道のあり方は、これもまた興
  味深く象徴的なものでした。
   アジア各国を中心として海外メディアでは極めて大きな注目を浴び、反響を
  呼んだのに引き換え、日本国内では法廷の意義に関する詳しい一般報道は極め
  て少なく、ほぼ黙殺に近い扱いをした大新聞さえもありました。この現象は、
  21世紀において最大の問題のひとつとなるであろうナショナリズムという問題
  と、それをめぐる言説の構造について、日本社会を考えるうえでも重要な考察
  の対象となる出来事です。
   さらに、この法廷の報道に関し、特集を企画したNHKにおいて、内部で法廷の
  趣旨に反する番組改ざんが放送直前に行われるという問題が起こり、報道と言
  論の自由のあり方、国民の知る権利をどのように捉えるかを主要な争点とした
  民事裁判が、主催者側によって起こされています。
  
   一方、現在の状況を見れば、アメリカ主導のアフガニスタン「報復戦争」は
  続き、いまも多くの死者と難民の激増を生み出しています。そして、今回も日
  本政府は過去の歴史への反省を棚上げにし、安易に理念なき戦争協力の流れに
  走り出しています。
   この戦争に対し、「戦争ではテロリズムは解決できない。暴力の連鎖を断ち
  切るべき」と訴える多くの人々の反戦の声もまた、世界中で挙がっています。
  インターネットなどの民衆メディアを通じた世界各地の人々の声は、無視でき
  ない規模に着実に広がっているといえます。
  
   このような状況の下、今回、「女性国際戦犯法廷」の流れをもう一度振りか
  えり、その意味を考える機会を作るため、「法廷」の模様を記録したドキュメ
  ンタリー作品『沈黙の歴史をやぶって 〜女性国際戦犯法廷の記録』(ビデオ
  塾、VAWW-NET-JAPAN製作、2001年、64分)の上映を行います。
   現在にまで至る戦時下の女性に対する暴力の不処罰の歴史と、国家による暴
  力の構造を、「法廷」は鋭く問うてきました。私たちは、国家によるナショナ
  リズムと暴力の発動である戦争という出来事に対し、顔の見える被害者の証言
  を受け止め、女性の人権と反戦の思いを伝えてゆくことを目的とした民衆の側
  の表現とともにありたいと考えます。
   また、さらに、「法廷」の準備と並行して女性たち自身の手で被害者証言を
  ビデオによって記録する活動を行ってきた独立の制作集団、ビデオ塾の作品を
  数作品併映します。
  
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  ■上映作品
  
  ●「私たちは忘れない〜追悼・姜徳景ハルモニ〜」1997年16分
  韓国「ナヌムの家」の中心メンバーだった元日本軍「慰安婦」、姜徳景さんの
  生涯を描いたドキュメンタリー。「責任者を処罰せよ」という訴えと絵画作品
  の数々、日本人に向けた最後のメッセージも入っている。
  
  ●「マレーシアの元「慰安婦」ロザリンの証言」2000年9分
  ペナン島で約3年間の慰安所生活を強いられ、日本兵の子どもを産み育てたロザ
  リン・ソウさん。マレーシアで初めて実名で名乗り出た彼女が、つらかった慰安
  所での経験を語る。現存する慰安所や当時の写真も収録。
  
  ●「メッセージは海を越えて ビデオ塾の英語版制作入門」2000年20分
  VAWW-NETJapanの活動を支持しているビデオ塾は、証言映像の外国語版制作にも
  取り組んでいる。英語版制作の手順から山形国際ドキュメンタリー映画祭での
  上映までを描いた感動のドキュメント。
  
  ●「沈黙の歴史をやぶって ――女性国際戦犯法廷の記録」2001年64分
  これは200年12月に東京で開かれた女性国際戦犯法廷の審理の過程をできるだけ
  忠実に追った法廷の記録ビデオです。8ヶ国の被害女性(サバイバー)たちの証
  言と各国検事団の告発、専門家証人が提出する証拠文書、自らの加害体験を語る
  日本軍元兵士たち、そして歴史的な判決――。
  
  
  ■プログラム(11月24日)
  〇昼の部
  13:00〜「私たちは忘れない〜追悼・姜徳景ハルモニ〜」
        「マレーシアの元「慰安婦」ロザリンの証言」
        「メッセージは海を越えて ビデオ塾の英語版制作入門」
  14:00〜「沈黙の歴史をやぶって ――女性国際戦犯法廷の記録」
  
  〇夜の部      
  17:30〜「私たちは忘れない〜追悼・姜徳景ハルモニ〜」
        「マレーシアの元「慰安婦」ロザリンの証言」
        「メッセージは海を越えて ビデオ塾の英語版制作入門」
  18:30〜「沈黙の歴史をやぶって ――女性国際戦犯法廷の記録」
  【関連URL】 http://www.anti-phallus.org/aphorg2.htm
  【情報提供】 主催者本人 投稿者 kikuchi@anti-phallus.org
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Posted 2001/11/17 by kikuchi@anti-phallus.org