オンライン学習会「学童保育」

 

 

5. 定員

Aさん:

近所の学童も、希望者が多くて、入れた、入れないは、保護者の間での大きな話題です。入学の話より大きいくらいです。どうしても、 10 人くらいはあふれてしまい、「自営業の人は、 ことわらざるを得ない」状態のようです。

Kさん:
私の勤める学童では、定員オーバーの際は、親の勤務状況・家庭状況・出席状況・学年などをすべて点数化して点数の高い方から入れていくという方法をとっていました。利用する方から見ればたまったものではないのですが、この方法がとられています。定数ががっちり決まっているところでは、出てくる問題ですね。
Dさん:

昨年、最初に、長男が一番保育園で仲のよかったお友達の家の近くの学童クラブに最初申請 したらはじかれました。結局、都内の区がやっている学童クラブなので、呼び出しをうけて、自宅に一番近く学童クラブにあきがあったので、そちらに入りましたが、結構どきっとしました。ただ、小学生になると体も大きくなるし、危険や指導員の目が届くという意味では、 やはりスペースにあわせて定員があるほうがいいように思います。

私の住んでいた区は定員オーバー直前状態だったように思いますが、皆さんの住んでいらっしゃる地域はいかがですか?たぶん、保育園の入りにくさに比例しているんじゃないかと思うんですが?

Sさん:
小学校は4クラスで、今時では割と大きな小学校だと思うのですが、なんと学童には1年から6年までで 16 人しかいないそうです。定員割れで経営が苦しいみたいで、途中退所はしないで下さいとのことでした。
太田:

うちの学童は定員一杯在籍していますので、昨年12月に管轄の子供文化センター(東京都でいうところの「児童館」に相当します)の館長さんからこんな話がでました。「来年度も入室希望者が多そうなので、実質来なくなっている児童さんについては調べた上で、退室をお願いすることになります」それで、娘と一緒の保育園から上がってきた男の子が、この「退室勧告」を受けてしまいまして、退室してしまいました。まあ、馴染めなくて2学期頃から来なくなっていたことは確かなんです。みんな来ているのに、点数で足切りが行われるようだったら父母会としても動かなきゃいけないんでしょうけど、やっぱり来ていない子は来てませんから、「そんなものか」と受け止めています。

その代わりというのでしょうか、学童保育とは別に、登録制で学校からランドセルのまま、 子供文化センターに遊びに来てよろしいという制度ができました。今までは、学童の子供以外は一旦帰宅が子供文化センターに遊びに来る原則だったのですが、それを外したのですね。 この制度を利用する子供は、毎日来る必要はなく、親が留守の日だとか、気が向いたときだけ来て OKということです。そうした「緩い」管理で運営される「子供の居場所」の選択肢を増やしたことは評価できるのかもしれません。問題は、「子供文化センター」が中学校区にひとつしかなくて、利用できる子供が地域的に限られることでしょうか。

学童保育新設運動をやった人間が言うのもなんですが、学童保育という制度を絶対視すぎると、方向を見誤るような気がします。私が住んでいる市の南部地区では慢性的に学童保育は定員割れを起こしているんですが、学童を潰したくない一心で、父母会役員の方々が実質通っていない児童を登録させて存続を図っているという話を聞かされたことがありました。本当かどうか、自分では確かめていませんから分かりません。ただ、慢性的に定員オーバー 傾向にある北部地区の住人からすると、「気持ちはわかるけど、既得権にしがみつかないでくれよ、そっちは小学校区の中に複数の学童保育があるけど、こっちは一個もないんだぜ」 というのが偽らざる気持ちでした。

 

Aさん:

かなり地域的に偏ってしまうものなんでしょうか? また、どの程度定員割れすると、廃止されちゃうのですか?たとえ必要とする人がほんの数名であったとしても、必要な人は現実問題として存在しているわけですし、定員を一人オーバーしたからといって、機械的に切り捨てるってのもおかしな話ですよね。もちろん、物理的、経済的な定員は存在するとは思いますが…。

我が家の周辺では、『選ばなければ』なんとか収まるそうですが、保護者の送迎付きの保育園と違い、一人で行き帰りする学童は遠いと話にならないんですよね(特に入学したてのころは)。1学区1学童ってところまでは、いっていないから…。

太田:

私の住んでいる市では保育園でも慢性的に南部で余って、北部で不足しています。人口動態から見て、それは今後も続きそうです。役人は「廃止」なんて言葉は使わなかったです。「再配置」でした(「同じじゃないか!」 という父母達の感情的反感を買ったらしいです)。

具体的なガイドラインは知りません。ただ、 1 校区に2つの施設があって、両方とも実質 50 %を割っていたら、誰が考えてもまとめようとしますよね。もしくは、施設や運営費を縮小させる方策を考えますよね。

私が言いたいのは、行政が我々の税金を使って予算を執行しているときに、カラ入室という手口まで使って学童保育を存続させようとするのはやり過ぎだろうな、という話なのです。 (カラ入室が実際に行われているのかどうかは私自身で調べたことはありません。ただ、そういう何とも嫌なウワサが流れており、気分として悪いということです。)

「遠いと話にならない」私の娘がまさにそのケースで、学校から歩いて 30 〜 40 分の子供文化センターまで行けば学童はありました。そして、そこからバスで3停留所分乗って、幼児痴漢が昔出ていた細い道をテクテクと歩かせて帰宅させるのさえ厭わなければなんとかなりました。調べると、そこの子供文化センターは定員一杯だったし、隣の学校区の学童に越境して通っ ている子供達は 30 人近くいました。「我慢して寂しく自宅で過ごしている子供達も合わせれば 40 人の定員一杯の児童は集まるはずだ」という理屈で市会議員と役人を説得して学童を校庭の中に新設してもらったのです。

で、学童保育の需要が私の娘一人だったらどうしただろうと考えると、一人のために「学童を作れ」とはやっぱり言わなかっただろうと思うのです。他の方策を色々考えただろうと思います。では、需要が 20 人だったらどうしただろうかと、 考えれば考えるほど分からなくはなるのですが…

 

Sさん:

長女が4 / 1から通い始めました。定員問題は多すぎても少なすぎても問題ですよね。もし家の近くの学童で、多すぎて入れないとなったら、どうやって仕事を続ければいいのか、頭を抱えてしまったと思います。家で一人で置いておくなんて出来ないし、地域の知り合いはいないし、、、。

反対に少なすぎて友だちが出来ないと、子ども自身が行きたがらなくなってどうしようということになりますね。うちの場合はこの可能性が高い。私の住んでいる地区は保育園入園はすごく難しいのに、娘の行く学童は人数が少ないです。このごろ登校班の歓迎会等で小学校の世界にも少しずつ顔を出すようになりましたが、ちょっと聞いてみると、働いている人は結構多いようです。でも学童に行かせている人は少ない。いったいその間子どもの面倒はどうしているのかな。すごく知りたいです。

知り合いの人は毎日お稽古ごとを入れてしのいだそうです。でもかかる費用と行き帰りに一 人で歩くことを考えると大変ですよね。少なくとも 1 年生には無理かな。学童の人数に関しては、行っている人が多ければ、それだけ友だちも多く行っている可能性が高くなるので行きたい人も増えるかもしれませんね。反対に行っている人が少ないとどんどん少なくなりがち。特に横浜の場合、父母が運営するので、人数が少ないほど一人一人の父母の負担が重くなります。このあたり悪循環だな〜と思います。横浜市は近い将来全小学校にはまっこふれあいすくーるという中途半端な制度を導入するとのことなので、学童の未来は暗いです。

[前のページへ]    [次のページへ]


オンライン学習会のページへ戻る
WOMのホームページへ

Last updated on 17 September 2001 by Michiko Takeda