【リブ・ルネッサンス】
1990年代に入り、70年11月の初めてのウーマン・リブ集会から20年余、初期の女性解
放運動の思想と気概への回顧と再評価が始まっています。60年代後半にアメリカで始
まったウーマン・リブの運動は、日本でも大きなうねりとなって広がり、学生運動、新
左翼運動の男性主導の動きを批判、性差別の撤廃と女の主体性の奪還を目的とした女性
グループが各地に生まれました。70年代に入ってからは女性学が広まるとともフェミニ
ズムと名を変えてさらに広い層を巻き込んで受け継がれてきました。当時のマスコミが
伝えた過激な一部の女性の舞い上がりといったウーマン・リブの誤ったイメージを正そ
うとする動きもあり、当時のミニコミやグループ活動を振り返る新聞連載や「リブ20
年」と題して月刊誌が特集を組むなど、女性解放運動の成熟と多様化のもと、ウーマン
・リブ見直しの気運が高まっています。