世界のワーキングウーマン事情
〜ロシア編


1. 人々の働きぶりは、どんな感じか。
(就業時間、就業態度、職場環境)

通常、残業なしの8時間。8:00〜17:00 または 8:30〜17:30等。
土曜、日曜日休みの週休2日制。
昼休みは12:00〜13:00 または 13:00〜14:00。
サービス業などでも昼休みになると、店そのものを閉じて、しっかりと休憩して います。 他のヨーロッパ諸国同様個人主義。だいたい規定の時間に仕事を終えると、パー ティや会合でもない限り、まっすぐ帰宅。ロシア人は家庭でお客や仲間をもてな します。 幹部クラスなどで、時に残業をすることがあっても特別な手当がでることはあり ません。ただし夜間当直手当は若干出ます。

有給休暇は1ヶ月。多くの人はまとめて休暇を取って保養地や旅行へでかけます。 仮に、ある年に仕事が忙しくて休暇を全く取らなかったとすると(幹部クラスに はよくあることですが)、次の年2ヶ月分の有給休暇を取ることが出来ます。

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2. 女性のキャリア・パスについて。
(女性管理職・専門職の割合)

基本的に能力さえあれば男女差なし。他の国と比較しても女性が管理職に就く比 率は、はるかに多いです。国情、社会情勢の違いがあるので単純な比較は出来ま せんが、例えば小中学校の校長、副校長は圧倒的に女性が多いです。医者も女性 が多いです。企業や自治体の部課長クラスにも女性は多いです。また、副知事、 市長、副市長など行政職、議員数も日本に比べたらはるかに女性が占める割合は 多いです。男性が女性のトップの下で働くということもあるわけですが、抵抗は なく自然に受け入れている風にみえます。

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3. 結婚、出産後も働きやすい環境か。
(産休、育児休暇等の制度)

ソ連時代は国の法律により医療費と教育費(高等教育機関も)は全て無料だった ので、比較的早婚で、学生結婚も多かったです。ペレストロイカ後、現在は医療 費も教育費も有償ですが、他の諸外国に比べると男女とも、結婚年齢は低いです。

現ロシアでは産前2ヶ月、産後3ヶ月は出産・育児休暇が取れる制度になってい ます。休暇中も毎月職場からほんのわずかの手当がでますがそれだけで生活する のは不可能で、経済的な事情で、産後乳幼児を保育園に預け職場に復帰する女性 もいます。ただし、現在は保育園も有料ですから、それぞれの経済事情で子ども を保育園に預け自分が働くか、あるいは育児休暇をとって自分で子どもの面倒を 見るか、あるいは祖父母に見てもらって働くかのどれかになります。 ロシアの一般家庭の平均的子どもの数はひとりです。

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4. 保育施設、保育制度について。
(保育の時間、方法、値段)

ソ連時代は国家保障のもと保育施設は全て無償でした。現在は以前同様、国立 (公立)の保育施設もありますが、大都市部では最新設備の整った私立保育園も たくさん現れています。 公立私立ともに有料ですが、現在のロシアの国情からみると、国立の保育施設は 財源不足で、私立の保育園には金銭的に余裕のある人たちが子どもを預けるので、 設備も費用もかなりになります。具体的な費用はわかりません。

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5. 男性の家事、育児への貢献度。
(家事、育児を分担する時間、方法)

各家庭での考え方、職業、環境で変わってくるので一言では言えません。

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6. 就労するのに必要な条件等。
(就労ビザ等の取得方法、取得条件)

ロシアで仕事をしたいという場合、通常は職場をまず何らかの形で見つけなけれ ばなりません。その就労予定先の職場のしかるべき立場の人から、就労ビザ取得 のための証明書、インビテーションレターを発行してもらい、それを在日ロシア 大使館領事部あるいは在日ロシア領事館へそれらの書類を提出しビザを申請する のだと思います。 3ヶ月以上のロシア滞在のビザ申請には、必ず出国前に日本国内でのエイズ検査 が必要で、勿論、検査結果がマイナスであることが不可欠条件となります。

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7. その他
(ユニークな習慣、制度、等)

日本には、桃の節句(女の子)のお祝い、母の日がありますが、ロシアは3月8 日が「国際婦人の日」という祝日で、男性は自分の母、妻、娘、姉、妹、恋人等 自分の対象となる女性に、花束を贈り、その日一日は家事仕事などサービスに努 めます。

ロシア人にとって、花の数が偶数の花束は人が死んだときに捧げるもので、奇数 はおめでたいときに捧げるものです。色、花の種類に対するこだわりはありませ ん。

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作者プロフィール

WOMメンバーの友人。現在、八戸に在住し、翻訳、通訳等の仕事をしている40代の女性。
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Last updated on 2/12/98 by Shimada