世界のワーキングウーマン事情
〜シリコンバレー編


1. 人々の働きぶりは、どんな感じか。
(就業時間、就業態度、職場環境)

最初に・・・
私はアメリカではハイテク関係の会社でしか働いた経験がないので、回答は その業界にしか当てはまらないかも。

フレックス制が多いので(職種によってはフレックスにできない)、全体的に 自由な雰囲気です。子持ちの人は、男性でも定時に帰ります。一部の職種を 除いて、残業手当ては出ませんので、よほどの事がない限り、残業しません。

ただ、独身の人は働きますよ。子供がいなくて奥さんも仕事の帰りが遅いとか。

夜7時以降会社に残ってるのは、独身の人か、東洋人だけです・・・。 家族が居る白人系アメリカ人は、サッサと帰っちゃいます。 そうしないと、奥さんに怒られる!!離婚されますよ。 奥さんがよほど理解がある人じゃないと無理ですよ、夜遅くまで働くのって。 独身のうちはいいけどね。それか、フレックス制で朝11時に来る人とかも 居ますからね・・。その場合遅くまで居るでしょう。 時期的に遅くなるのがしょうがないってのもあるけど。

共働きの人は、子供のピックアップ6時ですから。延長保育は無いです。 別にbaby sitter を雇わない限り。どうしても終わらせないと いけない仕事がある場合、子供一旦ピックアップしてから、 また会社に子連れで戻るという事はありますが。

急ぎの仕事でなければ、置いておいて、土曜日に子連れで出社してcatch up したり、家に仕事を持って帰ってする事もよくあります。

基本的に社員同士のつきあい、また、社外の人との商談でもランチタイムに 済ませてしまう事が多いので、日本のように夜、仕事の後に出かけるという ことは殆どありません。例外もたまにありますが。

突然取引先とのディナーや何かが入っても、家族で既にプランがある場合、 そっちを殆どの人が優先します。

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2. 女性のキャリア・パスについて。
(女性管理職・専門職の割合)

アメリカでもまだまだ女性の方がハンディがありますね。表向きは全然無い はずなのですが。でも活躍できる場所はたくさんあります。特に、人事関係、 経理関係、銀行、サービス業では、女性にチャンスが沢山あるんじゃない でしょうか。そういう分野では manager 以上の管理職の女性も大勢います。

アメリカの会社は日本よりも、学歴を重視するので(でもどこの学校かは 問わない)仕事に直接関係あるdegreeを”大学”で取るのが、その キャリアでの成功の近道、というか、基本になると思います。特に女性の場合。 その後は実力をつけるのは勿論、うまくネットワークを作ることでしょうね。

アシスタント業とか秘書業とかは別のindustry へ行っても大丈夫ですけど、 エンジニア、営業、購買等ははindustry 変わったら、一からやり直しの 事が多いので、同じindustry にいます。 人事や経理はもうちょっと flexibility がありますが。 でも一度ハイテクindustry に入ったら、皆他へはなかなか移りません。 お給料が全然違うから。まあそれだけリスクも高いんですが・・。 (layoff 、倒産等)

日本と違って、皆、職種は変えませんから、会社変わっても。

アメリカ人の女性ってみんな働いている様な印象があるかと思われるのですが、 専業主婦をしている人もいます。特に、社内でもVP 以上の男性は奥さん、 専業主婦の場合が多いです。出張や残業が多い職種の男性と結婚して 子供ができたら、やはり女性は家にいる事が多くなるでしょう。

赤ちゃんが生まれたら、ずっと一緒にいたいから・・と言って、仕事を辞める人 もいます。それから、保育料が高いので、保育園出して自分が働きに出ても、お金 が減ってくばかり・・という理由で家にいる人もいます。

子育てが一段落したら再就職するもいますが、状況はかなり厳しいです。 再就職先、知人がいればいいのですが・・難しいです。アシスタント業、 秘書業だったら入りやすいかもしれない。でも、やはり長いブランクがあると、 雇用者は雇いたがりません。男性でも同じです。

一度 layoff されて、次にすぐ仕事が決まらないと、どんどん難しくなります。 給料低くても、一からやり直す覚悟が必要でしょうね。でも年齢的にも難しい。 アメリカは年齢制限してはいけない法律ですが、それは建て前なんで、やはり 40才過ぎると、段々難しくなってきます。50才過ぎたら大変そう。仕事や給料の レベルも、皆落としたがらないし。実は困ってる人たくさんいますよ。 昔は活躍したのに・・・。

正社員ではなくて、temp agencyから派遣社員として、仕事を得るのは、比較的 簡単かもしれませんが、manager 以上の職で、派遣社員というのは、殆ど無いで しょう。だからやはり、職種、ポジションによって状況が違いますね。

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3. 結婚、出産後も働きやすい環境か。
(産休、育児休暇等の制度)

働きやすいですね。カリフォルニア州は産休は全10週ですが、大きい会社や 公務員の場合、それ以降も育児休暇1年まで取れる所も多いです。10週以降、 無給ですが。会社側は、その人のポジションを他の人に移しても良いのですが、 育休から戻って来た人には、前と”同等”のポジションを与えるという事に なってます。

industry 、職種にもよりますが、大抵、フレックス制度が定着してますから、 子供が病気で自分も休まないといけない時など、助かります。会社全体にも、 「家族を第一に考える」とか、「子供が病気の時は休むのは当たり前」 という雰囲気になってます。職種にもよりますが、男性も休みやすいです。 逆に、独身の人が、休みを取りにくいとcomplainすることもあるくらい。

去年か一昨年できた州の法律では、年間○日まで(すみません、忘れました) 従業員が子供の学校行事の為に仕事を休む事を認めないといけない、という ことになってます。

産休中の給与は、州が払います。disability insurance が 毎回 paycheck から天引きされて州に行くので、そこからお金が出ます。だから、州からは会社へ 最低10週はそのポジションを確保しておくようにということになってます。 州が払うのはたいした金額になりません。

あとは、会社の有給休暇を使ったり、です。

産休の産前、産後の分配はどんなパターンは、4, 6 がスタンダードとされてますが、 殆どの人が産前はもっとぎりぎりまで頑張ります。なるべく、産後を長くし ようと思って。

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4. 保育施設、保育制度について。
(保育の時間、方法、値段)

値段は高いです。アメリカは物価が日本よりもずっと安いのに、保育料は 日本よりも高いです。場所によりますが、シリコンバレー辺りだったら、 0歳時で毎月$800 以上取られます。(ちゃんとした所に預けようと 思ったら)年齢が上がるにつれて、保育料が下がって行きますが、 5歳の preschool の年齢でも、現在 $550 払ってます。

保育時間:大抵の保育園は朝は早いですが、(6時から)夜は6時まで です。延長が必要な人は別にbaby sitter を雇う必要有り。

方法は、園によってかなり違いますので、色々見て、自分に合った所を 選ぶべき。

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5. 男性の家事、育児への貢献度。
(家事、育児を分担する時間、方法)

アメリカ人でも夫婦によって違いますね。でもだいたい、共稼ぎの場合、 男性はかなり分担してるんじゃないでしょうか。子供の pick up も都合のいい方とか、交代でとか。家事は女性の方が分担が圧倒的に多い でしょう。でも、男性は、家の改装、修理(アメリカは自分でやる人が多い)、 車関係等、take care しますしね。育児は、大勢の人が半々近く分担して ますね。でも、やっぱり、女性の方が分担が多いのが現実ですね。

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6. 就労するのに必要な条件等。
(就労ビザ等の取得方法、取得条件)

殆どの場合、H-1ビザ取得には、最低4年大のdegreeが必要。 一旦3年おりて更に3年延長可能。その後は永住権に切り替えないと就労 できない。H-1ビザは現在、比較的簡単におりるが、永住権は難しいし、 時間がかかります。語学(日本語、英語)ができるという理由では永住権は 出ないので、ユニークなスキル、専門職でないと難しい。 会社によっては、永住権サポートはmanager レベル以上でないとしない所も あります。

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7. その他
(ユニークな習慣、制度、等)

アメリカは州によって法律が違います。それに industry, 職種によっては、 上記#1-3 で答えた状況とは、かなり 異なる場合がありますので、 子供がいる人は、職業を選ぶ前に よく調べて考えた方が良いです。 給料も年功 序列ではないし、industry, 職種によってかなり違います。

自分のペースで仕事をする事を許される職業を選んだ方が良いですね、 子供が欲しい場合。大きな会社になると、職種によっては manager level でも 2人のパートタイマーが仕事をshare す る事ができるそうです。

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作者プロフィール

Emiさん。1981 年よりカリフォルニア州在住。 現在、ハイテク産業の会社で、Accounting & Administration Managerとして活躍中。
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Last updated on 2/12/98 by Shimada